美容師にもいろんな個性があってそれがいろんなヘアスタイルに出てきます。
これは上手いとか下手とかではなくて好みの問題でお客様の側からも、こういうのが好きとか嫌いとか音楽や洋服、映画の趣味みたいな違いだと思います。
だから自分と好みが合う美容師と出会えれば(もちろん人柄とか会話も入るかもしれませんが、、、)おのずと気にいったヘアスタイルに出会いやすいのではないでしょうか。
その中でも一般の方からも美容師の個性がわかりやすく出やすいのがショートカットのスタイルだと思います、プロの美容師から見てもそうですしロングヘアからショートカットのスタイルにチェンジする時なんかやり直しはききませんからね、インスタグラムなんかでも#shoutcut#ショートカットなんかで検索するといろんな素敵なヘアスタイルが出てきます。
僕なんかも全ての人にとはいきませんから僕の造るスタイルに共感してくれる方が一人でも増えるようにフォトなんかを発信しています。
どんなところから好みや個性って出てくるんだろうなんて考えるとやっぱりこれまで生きてきた過程がかなり影響を受けてると思うんですね。
中高生の頃は勉強よりギターやバンドにはまっていた僕のカッコイイってのはロックミュージシャンでした、レコード全盛期の頃でレコードジャケットはファッションの教科書。
美容師になった頃と同じくして表参道、原宿、渋谷のカルチャーは新しい流れを造って影響力を持ち始めてそのエリアのヘアサロンも独創的でカッコイイスタイルを発信していました、その中でいろんな美容師と影響を受けながら仕事ができたことやハイセンスなお客様に巡り会えたのも僕の中の個性を造ってる大事な部分でした。毎日サロンで仕事をしている時に受ける刺激は感覚を磨いてくれました。
それと双璧に大きいのがヘアメークの仕事との出会いで美容師の仕事と違いその場のアドリブとメークアップの感覚、肉眼で見た感じと写真に撮った時の違いを意識しながらやっていく撮影現場の経験は今は当たり前になった美容師がヘアスタイルを撮影して発信したりすること、ブライダルの仕事、メークも関連付けてヘアスタイル考える僕の感覚にかなり影響しています。
美容師を30年やっていますが、まだまだ上手くなりたい、センス良くなりたい、たくさんの人にカッコイイと思ってもらえるスタイルを一つでも多く作りたいって感覚はますます強くなっています。
今でもインスタなんかでカッコイイヘアスタイルなんか見るといい意味で嫉妬します、、、笑
悔しいなーとか、もっと頑張らないとなーとか
美容師をやっている限りこの気持ちは持ち続けようと思ってます。