あっという間に9月に入りましたね、今年もあと4ヶ月多少は涼しくなってきました。
今回のテーマは妄想です。
なんか変態オヤジみたいですが、、、笑
何度かこのブログでも書いていますが、僕は美容師として一番求められるセンスだったり感性を磨く部分でこの妄想力って部分が大事だと思っています。要はいろんなイメージを持つって事は自由な発想だったりいろんなことを妄想することだと思うんです。
僕なんかやっぱりカッコイイヘアスタイルメークアップなんか雑誌、映画なんかからインスパイアされることだけで無くて結構小説とかの文学的なところからイメージを貰うことも多いんです。
ちょっとオススメの本を紹介して見ようかと思います。
一つ目は谷崎潤一郎の痴人の愛
真面目なサラリーマンの主人公の男性が自由奔放で小悪魔チックな美少女ナオミに恋して取り憑かれ破滅していく退廃的な小説です。
主人公の男性に全ては共感できませんが男性というのはこういった思い通りにいかない女性ほど追ってしまうところがあったりして自分の中でのナオミ像というのが妄想力をかきたてます。清楚の間逆をいく少し影のある美少女って、、、、、こんなイメージからヘアメークのイメージも膨らみます。
もう一つはこの痴人の愛からインスパイアされて書かれた山田詠美の賢者の愛
主人公の女性は幼馴染の親友に初恋の人を奪われたことから、その親友の息子に谷崎潤一郎の「痴人の愛」からナオミとなずけて産まれたときから調教して復讐を企てるんですが、その息子と恋に溺れてしまうもともとは清楚な女性の話です。
対照的な女性の話ですがこういった少し非日常的な話って結構イメージがふくらみます。
二つともハッピーエンドなストーリーではありませんが部分的に共感出来る部分もあるはずです。
当たり前の事ですが法律を犯したり人を迷惑かけたり傷つけたりするのはいけないことですが、、、人って不完全な部分があったりいけない事とわかっていてもやってしまったり中々完璧に生活する事が難しいものだったりします。
人に嫉妬、憎しみを持って後から反省したり謝ったり、喜怒哀楽があるのが人間の生き様のような感じですか、、、
そういった人間くさい部分からいろんな妄想、イメージがいろいろ浮かんできます。
特に小説、映画、音楽なんか不完全な人間の葛藤をベースに作られてるので感動、共感を呼ぶんでしょうね、聖人君子みたいな完璧な人間って以外とつまんないもんです。
美容師の仕事もヘアスタイル真ん中にある表情や感情まで意識していきたいものですね。
9月は東京サロンワークの月になります、毎週月曜日と19.20日の第3週月曜日火曜日が連休で第二火曜日の13日は営業です、よろしくお願いします。