そんなものはないのですが…苦笑
僕ら美容師は不必要にダメージを髪に与えないようにいろんな角度から考えています。
そもそもお客様からすると髪のコンディションについての認識も様々です、
だから僕はパーマをかける時にお客様に説明するのはダメージはゼロではないのですが、かける前よりかけた後の方がスタイリングが明らかにやりやすいと実感していただけること、
もちろん見た目もパーマをかける事でよくなっていること、
夜シャンプーした後にスタイリング剤をつけていない状態でもまとまること
こういった状態が最低三カ月以上維持出来ること
これが僕的にダメージを極力少なくしたパーマヘアーの条件です。
パーマというのはこうやって濡れた状態は綺麗なカールが出ていてもドライするなと髪のダメージにもよりますがカールが少しダレてしまったりすることが少なからずあります。
その差をいかに少なくするかが僕ら美容師の課題でもあり弾力のあるウェーブを出すか日々研究しています。
薬液や機材も進化していますから、ここ数年は特に以前よりダメージが少なくカールの持続もよくなっています。
こういったいろんな薬液をテストしてから実際にお客様に使っていく訳ですが、
髪質やヘアースタイルによっては髪の根元までロットを巻く場合もありお客様の頭皮に薬液が付く場合もあります、
なので髪と同様に頭皮に負担がかからない事も考えます。
なので僕は手袋を使わないと自分の手が荒れる薬液は使わないんです。
ヘアカラーは仕方ないのですが、手が荒れるほど強い薬剤は使わないのが自分の中の目安です。
毛髪科学というのは結構複雑で日々進化していて常に勉強しないといけないのですが…
お客様の目線で髪のダメージレベル、コンディションてわかりにくいと思うんです。
なので僕は最初に書いた条件に当てはまるような自分で体感出来るダメージの少ない状態をお客様に説明しています。
髪のダメージに対する認識って人それぞれです。
ヘアースタイルによっては多少ハイトーンのカラーリングをする事でダメージはあっても見た目とスタイリングもしやすくなる場合もあります。
パーマヘアーに関してはダメージの高い部分を無理に残さずカットしてまとまるデザインを考えて、立体感を出すスタイルを提案していきたいと思っています。
パーマ=痛む
そんなイメージを出来るだけ捨てて
スタイリングが楽になる、約二時間で自分の髪を曲げたり欲しい所にボリュームを出したりパーマってそんな素敵なものなんです。
パーマにネガティヴなイメージがある方も是非トライしてみてください!!